はじめに
先日、ネットnewsで『“夫”がゲイの能町みね子さん「恋愛感情ナシの結婚生活だから快適」』という記事を見つけました。(残念ながら現在は記事は削除されています)非常に納得しましたので関連記事としてまとめました。
◉ この記事を読んで欲しい人 ⇩
- 今付き合っている人とは結婚は考えられない人
- 恋愛からの結婚には無理があるんじゃないかと思っている人
- 結婚相手の視野を広げてみたい人
- 結婚について変な考えを聞いてみたい人
結婚は恋愛の延長線上にあるのか
生涯結婚しない人がどんどん増えている現在社会。結婚は望まないと割り切る一方で、孤独感や孤独死を心配している人も多いかと思います。でも多くの人が結婚に遠のいている理由は、「結婚したいと思えるような人に出会えない。」「そもそも恋人ができない。」ではないでしょうか?
だって、結婚は好きな者同士の行く末の形だと考えている人が多いから。
恋愛結婚の問題点
はっきり言って「恋愛感情」って絶対冷めます。
生物学的にいうと、ドキドキする「恋愛」は興奮・快感を伴う「アドレナリン」がでますが、残念ながら永遠には続きません。解決策は「新しい恋愛」。相手を替えてみたくなるのが、人間の生理的欲求です。人間には理性が働くから、まあまあ秩序が保持されていますが・・・死ぬまで続く結婚生活に「恋愛」を重ねるのは無理があります。
結婚と恋愛は線でつながっていない!
「結婚」は、「法的な手続き」込みの2人の人間が生活をしていることだと考えています。「同棲」と違うのは、その「法的な手続き」をとっているということだけ。「同棲」は「恋愛」の終息とともに解消できるから、大変理にかなった共同生活です。「結婚」は「さようなら!」ってやめられない。だから結婚には覚悟が必要なんて言われるんですが、覚悟って。。。気持ちとは裏腹に自分の行動を制御し、つまり「感情より理性を」「本能より理性を」ということでしょうか。
結婚しているペアでも「子供のために結婚を続けている」という夫婦は多いです。
そして大きな問題は「離婚」は面倒!日本はまだ「家」と「家」が結婚に影響しているので、「離婚」は諸外国と比べるとかなりの労力が必要です。そんな労力を使うなら、仮面夫婦で現状維持が楽。そう思うと「離婚したい予備軍」はかなりいることになります。「恋愛」していた時の思い出を胸に抱きながら、「家族愛」と「恋愛」をうまく混同して考えられる人は器用な人かもしれません。
結婚は共同生活
結婚が恋愛の延長線上にあると考えている人は、同棲生活のレベルアップ版のようなイメージをもっているかもしれません。週末はグラスを傾けて映画鑑賞、一緒の物を食べて「美味しいね」と分かち合う。 ところが甘い生活は長くは続きません。同じことに対するときめきは続かないんです。それももし子供がうまれたら10年以上、恋だの愛だのなんて無縁です。
共同生活ができるかできないか。プラス 何か共通意識があるか。
男女に限らず、レズでもゲイでもバイでも、共同生活をするのは「相性」が必要です。ニュースのケースはストレートの女性とゲイの男性。人としての「相性」があっているのでしょうね。何度も言いますが、必要なのは「恋愛」ではなくて、「相性」です。一緒に生活するのに「恋愛」は必須ではありません。必須と考える人はズバリs○xがある生活を思い描くからです。それだって永久に同じ人と・・・ できるんでしょうか。体も老います。若い頃の一時期の身体的な部分ではなく、枯れてからの精神的な部分を優先して早くから手を打っておくのが望ましい。その方が仲良く生活できると思っています。あと大切なのはマナーレベルが同程度の人で、価値観を譲り合える人ですね。(バスルームやトイレ、リビングの綺麗さ)→大体「結婚」はまずこの擦り合わせの段階で「恋愛」の色が色褪せます。恋人だと甘えがでて自己主張が強くなりますからね。思いやりも半減。
共同生活の相手がゲイであることの良さ
ニュースの記事からは「恋愛関係ではない」という部分が目立っていました。一緒に住んでいても「恋愛関係にならない二人」だということです。 ノーマルの男女が同棲していたら、情がうつったり、どちらかが惹かれてしまったり、ある日突然ハプニングが起こってしまったりするかもしれませんよね。始まりがあれば、終わりがきます。形があれば、壊れます。それがないのが居心地がいいように思います。
また、一番大変なs○xの価値観をすり合わせる必要がないのはかなりの利点となります。
50歳以上の婚活パーティーが盛り上がるわけ
結婚しない、できない若者が増えていく一方で、年配の方々の婚活、再婚が増えているのはご存知ですか?財産分与のことだけは子供のためにしっかりしておく必要がありますが、落ち着いて一緒に老いていく相手がいてほしいと改めて思う年齢に突入。また、若い頃の性欲に任せた勢いでもなく、見た目でもなく、落ち着いて相手を選ぶことができますし、人生の荒波で成熟した心をもって、人として向き合える相手を見つけることができる。過去の失敗も、変化もすべて経験した上での再募集ですね。どちらにしてもいつかは死ぬんだから、相手が見つかったら理想です。男女というよりも、尊敬しあえる人同士かな。
結局、安定した共同生活は楽しそうな気がしますし、そこに「恋愛」感情はなくてもいいんです。
まとめ
恋のない関係での生活は長い目で見ればメリットしかない。「ゲイとストレートの女性の共同生活」と聞くと、どうしても「夜の生活」に気が向きがちですが、メリットしか浮かびません。 結婚生活の中で相手に冷めることは老け込む原因の1つです。