はじめに
特におしゃれでもないのに靴箱がいっぱいの人いませんか?高い靴が捨てられず、履かないピンヒールだらけ・・・35歳を過ぎると溜まりに溜まるんだよね。
ピンヒール
ピンヒール。
和製英語ですが、名前のごとく、ヒールの先端がかなり尖っているハイヒールのことです。 ちなみに英語では 「stiletto(スティレット)」と言い、「(細く先の尖った)小剣」と言う意味を持ちます。 どちらにしても、足の裏につける「凶器」です。笑 それでもあんなに大好きだったピンヒール。 昔は「おばさんになっても、ピンヒールをずっと履き続ける女でいてやる!」と意気込んでいました。 それなのに今は靴箱の肥やし。 捨てるに捨てきれないけど、履くに履けないのはどうしてなのか考えてみました。
平成の厚底ブームを覚えてる?
私が高校生の頃、厚底ブーツがかなり流行り、15センチ20センチのヒールがあちこちに売っていました。 私も重い重いブーツを持っていました。 学生時代に買った一番高いブーツは20センチ。 駅の階段や電車はまさに命がけでした。 老人のように手すりを掴み、つり革には体重ごとあずけてほぼぶら下がっているという感じ。各駅停車だと最悪でした。
それも私の足のサイズが23以下なので、地面に付いている面が小さく、より危険な綱渡りでした。 (中国の歴史上の「纏足」状態。)
でもあの厚底はまだまし。安室奈美恵などのダンスアーティストが履いていたのもあって、まあまあ安定感のある仕様となっていましたので。
「ヒールの高さ」=「履きにくさ」とは限らない
Perfumeが履いているブランドはいいらしい。まだ試していませんが、あの子達30過ぎても踊り続けているなんて足、どんな状態なんだろう・・・
ピンヒールの履きにくさの鍵
鍵になるのは
① ストーム(指側の底)とヒール(踵側の底)との高さの差
② ヒールの細さ
①の高さの差とは何か?
これは足の傾斜を意味します。
つまり、つま先側と踵側の靴底の高低差があればあるほど、前側の足裏に体重がかかるということです。
逆に、差がほとんどないと、ヒールが高くてもほぼ素足でいるような状態なので足へのストレスは少なめ。
②のヒールの細さは分かりますよね。
ヒールが細ければ細いほど、かかとのバランスが必要になってきます。
また靴によって、若干ヒールが生えている位置が違うので、それぞれのヒールにあった歩き方が必要になります。
そしてバランスとしてヒールが細いものほど、つま先が尖っているおり、親指と小指がくっつくような窮屈なものも多いです。
ピンヒールは眺めているだけでも美しい
昔からコレクターのように一目惚れで色んな靴を買ってしまった私。
だって「ピンヒール」の美しさは別格。
指側の底(ストーム)とヒールの差がないとあまり美しくならないため、傾斜こそ命なのです。
だから見ているだけでも美しい。
履きにくいほど、美しい。
ピンヒールは体育会系の履物」
足の絶妙な力の入れ方と巧みなバランス感覚が常に必要なんです。
男性にもぜひ履いて欲しい。
ピンヒールは中国雑技団並み
加齢ともに運動神経も落ちているし、遠くなった足元の視点も合わせづらい(涙)
特にアウトレットモールなどのおしゃれなレンガの通り、障害者に優しい点字の線、穴だらけの側溝、全てが障害物として立ちはだかります。
おばさんの足は広がっていく
これはびっくりしました。
母親には教えてもらったことがありましたが、サイズは変わっていなくても横幅、指先が入らないです。
女性のライフステージがピンヒールを遠ざける
妊娠・育児中にゆったりした靴を履いてしまうので、その間に足が横に広がってしまうそう。
だから先の尖った形が合わなくなる。以前のサイズが合わなくなっているんです。
外国ドラマの女優さんは撮影時はピンヒールが当たり前。
年配の役どころの方もピンヒールなんですよねー。素敵。
あれをみる度にちゃんとしなきゃと思うんですが、
怪我を覚悟で歩くより、安全靴が1番な年になってしまいました。
時々玄関で履いて鏡でみます。昔の栄光を胸に抱きながら。
あの頃をもう一度。
捨てられない。
女性らしさよりも快適さを求める時代になりつつある
ここ数年はぺったんこ靴、楽チン服が若い子のおしゃれ最先端。
服もピチピチキツキツが主流だった昔と比べると、「いいの?」って言うくらいゆるゆる。
女でいるための、あのアクロバティックな世界も少し懐かしい。
今なら、おばさん、電車で席を譲ってあげるのにな♫
まとめ
ピンヒールが男性の心を掴むことは分かっています。
特にピンヒールで突かれたいタイプの男性も一定数いることでしょう。
でもごめんなさい。「ピン」だけは。。。